夢心地

 

 

意識障害中の搬送や検査、治療は分かり得ないが、鎮静剤を緩め目覚めたら抑制されていた。


人工呼吸器からの離脱は嬉しく、胃液を排出させる管を無意識下で抜いたから当然の措置。


鎮静下の夢は、遠い昔に行ったある場所で、

誰かを待ち続けていたから、

まだこの世に居るのは何となく分かった。